富山県は、県民の幸福度ランキングでいつも上位に挙がる地域で、住みやすさについては、県民の約90.4パーセントが満足していると回答しているそうです。
その要因となっていることの一つが子育て環境であり、延長保育を実施している保育所が県内には219箇所もあり、休日保育を実施している保育所数は63箇所。
また、放課後子供教室を実施している小学校は99.5パーセントにも上り、子育てファミリー世帯には魅力的な地域といえます。
さらに、高齢者を取り巻く環境においては、バリアフリー率が45パーセントと高く、小規模な多機能型居宅介護事業所数が63箇所、デイサービス型介護施設数は111箇所、訪問介護ステーションに至っては465箇所もあるので、高齢者にとっても住みやすい環境が整っています。
ちなみに、富山県の砺波市には、北陸自動車道と東海北陸自動車道、能越自動車道という3つの高速道路が走り、交通の要衝となっているので、他県への移動もスムーズです。
それに富山県では、持ち家比率が78.3パーセントとかなり高く、住宅延べ床面積も広めなので、その点も住みやすさにつながっているのかもしれません。
しかも、富山県は物価も安く、都道府県別の物価指数と比較すると、食料品に関しては東京都が106.4であるのに対して富山県は97.8、住居費に関しては東京都が146.7であるのに対し、富山県は88.1となっており、生活費を押さえられる環境であることが窺えます。
このような好条件が整っている富山県は、暮らしやすさを追求できる地域なので、地方へ移住するときにはおすすめのエリアだと言えるでしょう。